はじめに



 2011年の4月から6月にかけて、四国八十八箇所霊場を歩いてきました。いわゆる四国遍路の通し打ち(すべての札所を一回で周ること)です。

 弘法大師空海にゆかりのある四国八十八箇所の霊場を巡る、世界唯一の環状巡礼路である四国遍路。その歴史は平安時代にまで遡るといわれ、現在も一年を通じて数多くの巡礼者が歩いている、日本屈指の参詣道です。

 私は淡路島に最も近い岡崎港からスタートし、できるだけ昔ながらの遍路道を歩きながら第八十八番札所まで周りました。総距離およそ1400km+αの記録です。


阿波(徳島県)・土佐(高知県)編(2011年4月27日〜5月29日)


伊予(愛媛県)・讃岐(香川県)・高野山編(2011年5月30日〜6月30日)